小山内 秀敏 さんインタビュー
現場で様々な分野の人達とコラボレートして、
- タス・カフェ(以下T):まず、これまでの活動について教えてください。 小山内さん(以下O):色々な分野でバックステージの仕事をしていましたが、30歳くらいからブライダル分野で出張ヘアメイクも始め、確率させてきました。 - T:ヘアメイクアーティストとして活動してきた中で印象的な出来事はありますか? O:印象的と言うか、失敗はよく覚えていますよ。 - T:例えば? O:もう15年以上前になりますけど、技術で及ばなかった部分を口で誤摩化しちゃった(笑) - T:月並みですが、「ヘアメイクアーティストをしてて良かった」と思うのはどんな時でしょう? O:そうだね...「良かった」というか、ヘアメイクはその場で是非がわかるのがいいね。それが嬉しい。現場で様々な分野の人達とコラボレートして、創りあげた時の達成感はやっぱりたまらないね。 - T:抽象的な質問ですが、現在のヘアメイク(美容)業界を客観的に見て、いかがですか? O:日本と世界の技術を比較したとき、日本の技術はレベルが高いと思うよ。ただ世界に比べて、技術がなくても営業次第で仕事ができちゃう、不思議な国だなとは思う。技術がそこそこできていれば、あとは世渡り次第っていうかさ。 それと、昔とった杵柄で商売ができるのも日本は少なくないよね。アーティストがタレント化しちゃうっていうのもあるんじゃないかな?その辺がね。技術がある人間がもっと広く活躍できる仕組みをちゃんと作るべきだと思う。だって巧いヤツほど営業下手なもんですよ。 - T:ヘアメイクアーティストを志したきっかけはなんでしょう? O:知らない間になっちゃってた。(笑)3年ほど美容師をして、そのままヘアメイクの世界へ入っちゃったね。 - T:では、美容師にはどうして? O:実は建築を志していたんだけど学校に落ちちゃったんで(苦笑)何か手に職をと思って美容師にね。 - T:どんな幼少(少年)時代でした? O:小学生の時は自衛隊に入りたかったんだ。愛国心教育の先駆けだね。(笑)中学に入ってからは釣りを始めて、ぼちぼちオートバイにも興味を持ち出して。で、高校時代はまあ、やんちゃでしたね(苦笑) - T:では仲間内でも目立ったんですよね? O:友達の中で目立つというより、周りみんなが目立ってたね。全員が自分をスーパースターだと思ってた頃だったしね。当時の写真みたらビックリ!だよ(笑) - T:休日はどのように過ごされてますか? O:やっぱり釣りかバイクだね。今は落ち着いてBMWに乗ってるけど、以前は250kmオーバーの世界にひたってました(苦笑) - T:ではレースとかにも興味があったのでは? O:そうだね。草レースはしてたけど、あとは公道がサーキットだったなー(苦笑) - T:音楽はYAZAWAが好きと伺ってますが、他に何か? O:うん、邦楽はYAZAWAばっかりだね。洋楽はなんでも好きですよ。「8MILE」を観てからはエミネムなんかも好きですよ。ジャズだったらジョン・コルトレーン、クラシックだったらワーグナー。マリア・カラスも好き。もう何でも。ジャンルレスで聴きますよ。 - T:普段、ストレスは感じます? O:感じません。(きっぱり) 無意識に溜めないようにしてるのかな? - T:生活の中で「自分ってやっぱりヘアメイクアーティストだな」と自覚する瞬間とかありますか? O:ヘアメイクだからというわけではないけど、見るところは違うと思う。信号待ちしているときに信号機の形を見てるとかね(笑) - T:普段、女性のメイクはやっぱり見てしまいますか?(気になりますか?) O:気に入っている人、親しい人のメイクは気にならないね。 逆に街ですれ違うだけのような、接点がない人ほど「あーすればいいのに...」とか気になるかな。でも、こまめに気にしてたら大変ですよ。それに日本にはどうしても気になるほどすごい個性を逸脱している人(苦笑)が少ないしね。 - T:そろそろ終わりにさせていただきますが、今後の展望など教えてください。 O:地方に行くとね、何十年も前のメイク技術を勉強してたりするんですよ。 そうしなければいけないと感じさせる業界の構造を変えていきたいね。 - T:では最後です。タス・カフェに訪れた方々(特に女性の方)に何か一言お願いします。 O:日本は世界の中でも一番美意識が高い国なんじゃないかなと思います。ただ、右へ習えは必要ないんじゃないかな。メイクももっと自由にしてほしい。 日本って「OLさん」「販売員さん」みたいにメイクで職業分かるような所があるでしょ?メイクでは職業が分からなくなるくらいの方が面白いよね。 - T:ありがとうございました。 取材/tascafe編集部
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