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VOICE
Mermaid Bluebird (マーメイドブルーバード)

今回はボサノヴァサウンドをベースとしたポップスで幅広い音楽活動を展開している “マーメイドブルーバード” Vo.の春香 菖蒲(ハルカ アヤメ)さんとAG.のshinoB(シノビ)さんにご登場いただきました。

- タス・カフェ(以下T):まず、これまでの活動について教えてください。

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▲Vo.の春香 菖蒲さんのルーツはブラックミュージック!

春香 菖蒲さん(以下 A):2000年に結成した当初はここにいる2人で発進しましたが、2006年にhiro(tp&flg)とcody(dr&per)が加入して、現在の4人構成になりました。
渋谷でのストリートライブ・テレビ、ラジオ出演・カフェラウンジを中心としたライヴ活動、その他様々なイベントでボサノヴァテイストのオリジナル曲と数多くのスタンダードナンバーをお届けしています。アルバムは3枚、自主制作で発表しています。

shinoBさん(以下S):ボサノヴァをもっと聞きやすく馴染みやすい音楽として浸透させていきたいと思って活動しています。

- T:そもそも結成の経緯は?

A:当時2人とも、AK LIVE(DJ・ARCHE/Vo.Kousakuによるユニット)のツアーメンバーとして参加していて、その際に意気投合して結成に至りました。お互いにない音楽性に興味を抱いたのかな?

- T:具体的にお二人の音楽性って?

A:私は元々ブラックミュージック好き。マライア キャリーやホイットニー ヒューストンといった王道のシンガーですね。最近ではチェット ベイカーとか好きかな。

S:昔からボサノヴァとかジャズとか、繊細なサウンドが好きでした。アントニオ カルロス ジョビンやジョアン ジルベルト。あとはすぎやまこういち。

- T:こう伺うと確かに音楽性は違いますよね。音楽性が同じで意気投合というなら比較的理解しやすいのですが、結成した当初は何が決め手に?

S:自分が曲を創った段階で思い描くメロディーや歌詞とは違う方向からアイディアが出てくるっていうのが、単純に刺激になりましたね。

A:ぶっちゃけ、当時は「沢山歌いたい!」って思いが強いだけで、深く考えてなかった(笑)少し経ってからボサノヴァやサンバのサウンドに歌をのせる楽しさを感じてきました。

- T:とはいえ、やっぱり元々音楽性の違いによる苦労があったのでは?

A:声には悩みましたねー。ボサノヴァって声を思い切り張り上げなかったり、ビブラートを多様しなかったり…。心の底からから大きく歌うブラックミュージックの表現とは少し違うので、始めの頃は気持ちごとどこか抑えてた部分がありました。でも、ミックスボイス※っていう日本ではあまり知られていなかった発声方法を少しずつ身につけて、それが評価されていったので、新しい自分に対する嬉しさややり甲斐が生まれました。(※地声と裏声を混ぜた中間的なキャラクターの声)

S:自分は、リズムの感じる方の違いを痛感しました。専門的になっちゃいますけど、ブラックミュージックとボサノヴァのアクセントの違いとか。自分の音楽に歌がのった時にちぐはぐに感じたり…。逆に今は自分達のオリジナリティーとして楽しんでますけどね。

-T:普段の創作活動はどのように行われてますか?

A:shinoBがコード進行をつくり、私がメロディーをのせ、4人でアレンジ。最後に詞が付きます。ほとんどの楽曲がこの流れで創作されてますね。

-T:創作過程でアイディアが浮かばなくて苦労したりする事とかあります?

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▲幼少時代はスネ夫タイプだったというAG.のshinoB(シノビ)
S:ないですね。テレビを観たり、くつろいでる時も常にギターを抱えて何かしら音を出してるから、そんな間に次のアイディアが出てきます。

A:私はあります(苦笑)

-T:そんな時は意識して何か行動を起こしたりします?

A:あえて近い音楽を聴かないことかな。単純に「好き」と思える歌を聴いて、出来る限り心を自由にします。あとは本屋さんとかで、綺麗な景色の写真なんかを観てイマジネーションを膨らませたりもしますね。 

-T:話しが変わりますが、お二人の出身は?

S:自分は北海道 知床の斜里というところです。

A:私は東京生まれの福岡育ちです。

-T:どんな幼少時代でした? ミュージシャンを志したきっかけとかは?

A:私は両親が役者志望だったので、その影響もあってか、子供の頃から舞台に対する興味があったんですよね。で、小学生の時、担任の先生の誘いで落研に入ったんです。4年ほど続けましたよ。
そのうちに詞を書く事と歌う事に興味をもってバンド活動を始めて、その後シンガーソングライターを目指して上京。本格的にボイトレを始めたのは20歳頃ですね。ゴスペルコーラスグループで活動などをして、今に至ります。

S:自分は中学生の時初めて聴いたボサノヴァに感動したんです。新しい音楽を創ろうとしたボサノヴァ創始者の思想にも感動しました。それで自分でも作曲したいと思い、ギターを始めて、高校の時はバンド活動もしました(その時はボーカルなんですけど(苦笑)) 
上京して本格的に作曲の勉強を始めてからは、今までの曲とかも全然違って聴こえてきたり、さらに「作品を残したい」って強く思うようになりました。幼少時代はスネ夫タイプだったなー。ワル知恵を働かす裏指揮官って感じ(笑)今思うと、モノの見方とかは他の人と違ったな。一つの事を掘り下げて深く知ろうとするタイプ。 ま、根は暗いのかな…。

A:私、愛想はよかったです。親に隠れて外に遊びに行っても、近所のおばさんにきちんと挨拶するから、すぐバレる(笑)あ、でもそれとは裏腹に自分に自信がなかったかな。落研に誘ってくれた先生に出会うまでは内弁慶でした。

-T:趣味等、音楽活動から離れた時のことについて教えてください。

A:ストレス解消で(残り物で)料理。あとはないかなー? あ、スピリチュアルなことに興味があります・・・けど、何も見えてません(笑)

S:格闘技好きです。特にプロレスの練り込まれたストーリー性が好きですね。

-T:今、菖蒲さんからストレスという言葉がでましたが、ストレスはどんな時に?

A:私、劣等感を抱きやすいんですよ。特に音楽に関しては自分と他人を比べて、すぐネガティブになる。直したいんですけどねー

S:うーん、あんまり感じないなー。散らかったものが中々片付かないときくらいかな。あ、それと、人付き合いは苦手じゃないんですけど、相手のペースに合わせてる時間が多いと、気付かないうちに溜まってるかも。

-T:先ほど菖蒲さんはストレス解消法に料理をするとおっしゃってましたが、shinoBさんは?

S:バイクかなー。あとは猫とじゃれる。

-T:ありがとうございます。では音楽の話に戻ります。抽象的ですけど、音楽をやっていてよかったと思う瞬間を教えてください。

S:曲が出来た時。

A:同じく。それを皆で合わせて形になった時。そして評価された時はこの上ない喜びです。

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Mermaid Bluebird
(マーメイドブルーバード)
 
ボサノヴァとポップスの融合で、新しい癒しの風を届ける、春香 菖蒲(vocal)、shinoB(guitar)、hiro(tp&flg)cody(dr & per)の4人組。

-T:では、普段の生活の中で、ふとしたことで自分を音楽人と自覚する瞬間はあります?

S:街中でいろんな言葉(看板)見て、ついついメロディーをつけて口ずさんでしまう。

A:人の声が気になる。しゃべるトーンとか、声の響いてる位置とか、気になるんです。さっきも話にも出た、ミックスボイス。これを勉強すればするほど、その人の声のしくみが気になるんですよ。ある意味職業病ですよね。

-T:色々伺ってきましたが、マーメイドブルーバードの今後の展望を教えてください。

A:夏あたりにはニューアルバムリリースをします!ブルーノートのステージ目指して頑張ります。

S:同じく。

-T:このタスカフェに訪れる方の前で演奏する機会ももちろんあると思います。アピールなどを。

S:良い意味でボサノヴァとポップスを融合しています。 こんなポップスもあるんだと思ってもらえるような新しい世界をお届けします。

-T:ありがとうございます。それでは最後です。月並みですが、お二人にとって音楽とは?

S:自分の個性かなー。表現したいものを代弁してくれるもの。

A:お〜 難しい…。一喜一憂させてくれるもの…。お守り。

 

取材/tascafe編集部

 

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